ドボルザーク交響曲第9番「新世界より」

 秋の夜長、読書に最適ですが、音楽をじっくり聴くのもいいのものです。
 そこで、格好の1枚を紹介したいと思います。チェコの作曲家アントニン・ドボルザーク(1841~1904)の交響曲第9番「新世界より」。ニューヨークの音楽院院長に招かれたドボルザークが望郷の念からアメリカの黒人の民俗音楽と故国ボヘミアの民謡を結合して書いた曲です。第2楽章は「遠き山に日は落ちて」と歌われる「家路」としても有名で、中学時代にキャンプファイヤーで合唱したものです。
 演奏はハンガリーの指揮者、イシュトバン・ケルテス(1929~1973)が、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団を指揮したものをおすすめします。私がクラシックに目覚めてから2枚目に買ったレコードで、今も愛着があるうえ、故・宇野功芳さんら音楽評論家からも高く評価されています。「新世界」というと、なにかと民族音楽の面が強調され、チェコの指揮者やオーケストラのものがよいとされがちですが、ブラームスやモーツァルトなどでケルテスと相性のいい、ウィーンフィルの演奏は純音楽的にも優れたものとなっています。
まあ、当時ビギナーだった私は、ウィーンフィルかカラヤンのベルリンフィルぐらいしか知らず、レコードジャケットの「自由の女神像」が気に入ったので購入したにすぎませんでしたが、40年近く愛聴しても飽きのこない1枚です。(byマッキー)

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【写真】イシュトバン・ケルテス指揮ウィーンフィルハーモニー管弦楽団の「新世界より」のレコード(左)とCD


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