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「でも、聞いてみたかったなあ」

辻井伸行チラシ 辻井伸行チラシ
  日本を代表するピアニストの一人、辻井伸行さんのリサイタルが来年2月25日、シンフォニア岩国コンサートホール(1200人収容)で開かれますが、発売日の11月24日に即日完売しました。辻井さんのCDデビュー10周年を記念したツアーの一環、中国地方では、ほかに広島県福山市のリンデンローズで開催されるだけですが、そのプラチナペーパーぶりには驚嘆を禁じえません。
  辻井さんは1997年、7歳の時全日本盲学生音楽コンクール器楽部門ピアノの部で第1位受賞し、翌年、大坂センチュリー交響楽団と共演し鮮烈なデビューを果たしました。2007年に発売されたデビューアルバム「debut」は28万枚という驚異的な売り上げで、クラシック歴代CDでもっとも売れたものの一つで、現在もベストセラーを続けています。
来年2月25日公演

  2009年には、第13回ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで日本人として初優勝しました。以来、世界中を飛び回り活躍を続けています。公演では、ショパンの「英雄ポロネーズ」のほか、ドビュッシーの「月の光」のほか、サティの「3つのジムノペディ」など意欲的プログラムが組まれています。まさか、1日で売り切れとは思いもしなかったのでチケットを買うことはできませんでしたが、シンフォニア岩国によると、以前にも辻井さんの演奏会が開かれたそうなので、今後に期待するとしましょう。ちなみに今回の場合、シンフォニア友の会に入るとS席、A席は500円引きのほか、一般より1週間前にチケットを購入できる特典があります。「でも聞いてみたかったなあ」。 
【小中真樹雄】

【写真説明】辻井伸行リサイタルのチラシ


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